戦乱の世を駆け抜けたおんな城主直虎。彼女は何歳まで生きたのか
とどでございます。
1年間追い続けてきた大河ドラマ「おんな城主直虎」がついに完結しました。
この大河ドラマは、直虎がバトンを受け取って、直政に繋ぐまでのお話。
ゆえに直虎の生き様を焦点としてお話が進んで行きました。
ここでひとつ気になる事が。
直虎って、何歳まで生きてたのかな、と。
こんな時は龍潭寺です。困った時の龍潭寺。
龍潭寺のWebサイトを見ると、没年はあるものの、生年は載っておらず。
むむっ。
じゃあ予想してみよう、という事で直虎が何歳まで生きたのか考察してみることに。
あくまでドラマの登場人物としての直虎が何歳まで生きたのか、という観点なので、史実の考察ではないことに注意。
物語の設定からあたってみる
NHKの公式サイトから設定を見てみよう。
第1話のあらすじを見ると、物語開始時点で天文13年。
西暦で1544年です。
直虎がこの世を去ったのが天正10年、西暦で1582年ですから、最低でも38年は生きています。
もちろん物語開始時点で赤ん坊ではありませんでしたから、もう少し長生き。
ここで思い出したいのは、第1話でおとわが馬に乗っていたこと。
それも結構大きい馬でした。
乗馬クラブのサイトをいくつか見てみると、だいたい小学校入学くらいから馬に乗る事ができるようです。
最初はポニーからのようですが、戦国時代、武家の娘であったことを考えると、現代より早いうちから大きな馬に乗る訓練をしていたと考えてもいいでしょう。
すると、物語開始時点で6歳くらいが妥当ですかね。
1544年に6歳だと、生年は1538年、亡くなった1582年には44歳。
現代的な感覚だと若いなぁと感じます。
江戸時代の平均寿命は30〜40歳だったという話もありますし、それを考えると平均よりは長生きだったのかな。
家康が70年以上生きていたことを考えると大分短いように感じてしまいますが、それは大大名だからこその寿命と言えます。
節目での年齢を確認
だいたいの年齢が出せたので節目での年齢を確認。
物語開始(1544)……6歳
直親の井伊谷帰還(1554)……16歳
桶狭間の戦い(1560)……22歳
虎松の後見として城主直虎誕生(1565)……27歳
政次この世を去る(1569)……31歳
武田軍、井伊谷侵攻(1572)……34歳
虎松、万千代として徳川に仕える(1575)……37歳
瀬名、信康この世を去る(1579)……41歳
直虎、この世を去る(1582)……44歳
うん、だいたい違和感のない年齢と言えそうです。
13話で城主直虎となってから、33話で政次が亡くなるまで4年。
濃密な描き方でした。
また、不惑の頃に「戦のない世」という信念が確固たるものになったのもいい感じ。
直親や政次はどうか
直親、政次についても。
手っ取り早くwikipediaを見てしまうと、直親は1536年生まれの1563年没。
あれっ今川に闇討ちされた時は27歳だったのか。若い。
直虎が1538年生まれだとすると2歳年上ということに。
一方政次は生年不明。
没年は上記の通り1569年です。
物語開始時点で、おとわに敬語を使うなど、自分の家の立場を理解して発言している様子が見て取れたので、おとわよりは年上だと思って良さそう。
おとわが6歳だとすれば、それより小さい子がちゃんと敬語で話したり、おとわの行動を諌めたりはできないでしょうし。
直親と同い年か、1歳くらい年上が妥当かな。
そうすると、第1話では、おとわ6歳、直親(亀之丞)8歳、政次(鶴丸)9歳くらいかな。
政次がこの世を去った時には34歳くらいか。若い。
史実にはいない龍雲丸はどうよ
史実には存在しない、この物語オリジナルの登場人物である龍雲丸。
史実で存在しないということは資料がないので年齢考察も何もなし。むり。
と言う訳で願望でおとわと生年月日一緒説を唱えたい。
最終回、堺から井伊谷に戻る直虎が去り際に言った、
「我より先に死ぬなよ」
「そっちもな」
というやり取りを思い出すと、直虎が今際の際に見た幻覚に龍雲丸がいたことから、同じ日に亡くなったんじゃなかろうか、というのは何となく暗示されていましたね。
直親と政次が迎えに来た時に子供の姿だった、ということは少なくとも同年代であったことと思います。
ここはオリジナルの登場人物であることを最大限利用し、おとわと同じ日に生まれたことにしましょう。
直虎が辛い時に支えてくれた龍雲丸は、生まれてたら没するまで同じだけの年月を過ごしていました。
おぉ、なんだか運命めいた少女漫画感。
まとめ
大河ドラマにおける直虎の年齢考察でした。
大体40半ばくらいまで生きたんじゃなかろうか、というところ。
史実に残ってない分、好きなように想像できるのが良いところです。
城主になった歳を考えると、みんなを率いるにしては若い歳だったようですね。
そりゃ中野直之が「守ってやらねば」と思ったのも納得。
おまけ
サブタイトルの元ネタ集作りました。
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