麒麟がくる第三十八回感想「丹波攻略命令」洋装ではしゃぐ光秀は癒し

麒麟がくる

とどでございます。

年末タイミングを逃し、年が明けてからやっと録画したものを見ることができました。

今回は三淵どのが切腹。初期からお世話になっていた人だけに、この結末は光秀にとって辛いものですね。忠義を貫くという点においては最期まで学ぶところが多かったのではと思います。

そんな悲しい別れがありつつも、信長からもらった洋装にテンションが上がる光秀に癒されました。無理にでもテンション上げていないと自分を責めてしまいそうな気もします。

三淵どのが切腹

花を活ける際、「切られた花にも、一度咲いたという矜持がある」と自分を重ねていた三淵どの。

信長から光秀に対して「始末をつけろ」と手紙がやってきたのを察していたようで、覚悟を既に決めていたようでした。光秀が助命嘆願をしようとしても「見くびるな!」と聞き入れませんでした。

下克上上等の戦国時代において、主君を定めたらどんな道であっても忠義を貫き通す姿は見事です。

この姿を見ているからか、今回の光秀は信長に対してもゴリゴリ言うことを言ってましたね。

信長におこな光秀

信長に呼ばれた光秀は「紙切れ1枚で三淵どのを切腹に追い込むなんて!」と苦言を呈しました。信長に正面切って文句垂れるのは光秀だけのようですが、なかなか勇気がいることです。

上の人を諌めるのは命懸けですからね。現代だとクビを覚悟で言う感じでしょうか。命があるとはいえ、生活に直結する部分ですからなかなか言いにくいかも。

光秀が「帰ります!」と言って帰った後、「ほんとに帰るやつがあるか!」といったノリで別の部下にあたる信長。なんかこういう先生たまにいますよね(笑) いやあんたが帰れって言ったんだろ、と。

鳥を呼んでこい

光秀は帝のおぼえもめでたく、「庭に舞い降りたあの珍しき鳥を呼んでこい」とご指名がかかりました。信長の家臣でありながら帝からお声がかかるのはすごいです。

信長自身は二条関白に近づいているため、それを止めたい意図がある感じでしょうか。

サキ様お久しぶりです

信長から光秀に丹波を取ってこいとの命令が。丹波に入る手引きをしてくれたのは菊丸でした。以前信玄が倒れた知らせが光秀に届きましたが、菊丸の筆跡があの時と同じ筆跡だと光秀は気づいたようです。

菊丸は何者なんでしょうかねぇ……(すっとぼけ)

丹波では近衛前久と再会しました。「鼓を打つしかないから上手くなっちゃったよ」なんてブラックジョークも飛び出しました。この人も中々辛い立場ですね。義輝様の後継として誰を据えるかで信長と反対の人を推薦しちゃったせいか、京を追われてしまうことに。

光秀は丹波にいる国衆とまず話をしたいと乗り込んできましたが、丹波にいるサキ様は「まず戦で勝って分からせるしかない」とアドバイス。結局話し合いも虚しく丹波との長い戦いが始まってしまいました。

まとめ

信長は昔光秀と話をした「大きな国」を世界だと捉え、日本を「小さな国」として若干疎かにし始めたような……? 信長に言うだけ言ってみる光秀でしたが、両者の考え方の違いもだんだんと明確になってきたのかもしれません。