麒麟がくる第二十二回感想「京よりの使者」桶狭間からもう4年の年代ジャンプ

麒麟がくる

とどでございます。

しばらく放送がお休みでしたが無事再開されて良かったです。

ここ最近離れていたのもあり、どこまで進んでいたかうろ覚えでしたが、織田信長が今川義元を桶狭間したところまででしたね。

あれから4年……えっもう4年!? とばかりに年代ジャンプしたものの、光秀は書物を読みふける毎日なようです。桶狭間の戦いに勝利した信長と何か関わるかと思いきや特にそんなことはありませんでした。

今回は京での改元問題から始まり、将軍の権力がもはや家臣の三好長慶にも劣るという現実からでした。ここから将軍の足利義輝はふてくされてしまい、もうやる気がなくなってしまったみたい。

自分の努力が報われず、家臣のはずの三好が実験を握っているんですもの、落ち込んでもしょうがないですよね。そんな将軍を見かねた細川藤孝が光秀のところにやってきたことで物語が再開しました。

あれから4年

桶狭間から早いものでもう4年が経ちました。光秀は特に主君に仕えない牢人としての日々を送っているようです。

二人目のお子さんも生まれて……ってたまちゃんですか。彼女がかの有名なガラシャになるわけですね。藤孝がやってきた時に懐いていたのは彼女なりに何かを感じ取ったのかもしれません。

改元でなぜ将軍は怒ったのか

元号に関しては将軍が案を出すのが慣わしだそうですが、前回の改元の時には足利義輝をガン無視して元号が変わったそうです。義輝は悔しさから、以前の元号を使い続けたとか。それを自分で言っちゃう義輝様かわいいです。

ドラマだからかわいいなんて言えますが、本来武家のトップにいるはずの将軍がこうして蔑ろにされているのはまずい状況です。武力を持っている武家たちをまとめられていないというのは、争いの元になりますからね。

事実、京で細川晴元と三好長慶が争っていた時には町が焼かれる大惨事ですし、本当は京にいるべき将軍が他所に避難しなければならない状況にまでなっていました。京にいないから家臣たちがいうことを聞いてくれなくて、京にいようとすれば命を狙われる、もはや詰みとも言える状況になってしまっていました。

麒麟がくる世の中を作る、という大志を抱いているにもかかわらずその力を発揮する場を作れないのはフラストレーションが溜まっても仕方ありません。

しまいには関白と話している最中にも「帝がなんぼのもんじゃい!」と啖呵を切ってしまいました。将軍にとって帝は目上の存在ですから、それを口にするほど追い詰められてしまっているのが伺えます。おいたわしや。

藤孝と再会する光秀

光秀の元に藤孝がやってきました。藤孝は将軍から光秀を連れてくるように言われていたのは事実でしょうが、光秀とも久しぶりに会いたいという気持ちもあったのが伺えます。

せっかくきた夫の友達をもてなすために、生活が苦しいながらもいい魚を用意する煕子さんの気遣いと言ったら……。藤孝を無碍に扱ってしまったら、光秀の心証も悪くなることから全力でおもてなしする姿にホロリときます。

煕子さんは元々お姫様と言ってもいいくらいのお嬢様なのに、貧しい中でも光秀を支え続けている強さを持っています。光秀は彼女に支えられてこそこのあと輝くことができたのです。多分。

朝倉さんのセリフが脅しにしか聞こえない

藤孝からの要請で京に向かうことになった光秀。藤孝は朝倉義景に話を通しておいてくれたので、即オッケーが出ました。

その条件として、京で見聞きしたことは逐一伝えるようにとの依頼が。京の動乱の結果によって身の振り方が変わるので、情報はとても大切ですね。

ただ近くに来させた後に「そなたの家族のことは心配するな。わしがちゃんと面倒をみるゆえ」と言っていたのは恐ろしいですね。

「京の情報、ちゃんと伝えろよ? お前の家族を人質として握っているからな」という意図が込められているのがひしひしと伝わってきます。光秀も険しい顔をしていたので、多分こんな意味が含まれていたんだと思います。

お駒さんの髪型が

お駒さんの髪型がちょっと大人っぽくなっていましたね。前は子供っぽい感じでしたが、4年の月日が経って髪型まで変化していると時の流れを感じさせます。

……さも今週気づいた感じで話していますが、桶狭間の頃って今週と同じ髪型でしたっけ?

覚慶(後の足利義昭)も登場

覚慶というお坊さんも登場しました。名前紹介のテロップでネタバレしていましたが、後の足利義昭です。室町幕府の最後の将軍ですね。

お駒さんは重要人物とよく出逢いますね。もうお駒さんが麒麟だったとかのオチでもいいかも。

大和では松永久秀がいた

大和の地を治めていたのは松永久秀でした。妻に先立たれて、その喪に服すために大和の町では鳴り物が禁止されていました。旅する大道芸人の伊呂波太夫は大和で公演を行うために直談判に行きましたが……。

松永さん、「妻の喪に服すため鳴り物は禁止」と意見を曲げない一方で、伊呂波太夫を口説き始めました。喪に服して!

やっぱり頼りは信長

将軍に呼ばれた光秀は三好長慶を闇討ちする命令を受ける覚悟でいましたが、義輝は踏みとどまったようです。代わりに光秀が「信長を呼びましょう」と提案。義輝がこれを受け入れて、光秀は信長を京に呼ぶことになりました。

意気揚々と尾張に向かう光秀の張り切っている様子がいいですね。

……って三好長慶は普通に病でこの世を去ってしまいました。最後に義輝が歩いていくシーンがありましたが、ニヤリとするのがまた意味深な感じでいいですね。

ただ三好長慶という抑えがいたからその家臣たちもある程度統率が取れた感じでしたが、それがいなくなったら義輝も危ないような……って次回の予告がもうあかんやつでした。

まとめ

久々の麒麟がくるの放送でテンション上がりました。中身は結構ネタが詰まっていてここに書ききれなくなりそうだったのでなるべく語る点をピックアップして……と思っていましたがついついいろんなことを書いちゃいました。

来週からも楽しみに放送を待つことにします。