麒麟がくる第十回感想「ひとりぼっちの若君」竹千代くんメンタル強すぎ問題

麒麟がくる

とどでございます。

光秀と信長が直接会うと、戦国時代感が出てきます。しかもそこに竹千代までいました。光秀も10日くらいとはいえ天下を取ったので、天下人だらけの回でしたね。

あと今回注目したいのが、駒さんのバックストーリー。幼き日の駒さんを助けた美濃のお侍さんについては後半になって「あれはやっぱり明智家の人……!」みたいに正体を明かすのかと思いきや、ここで光秀の父だったことが判明。

これは運命感じちゃいます。

スラックラインで宙返り

昔大道芸の一座にいた駒さん。綱渡りしつつ、なんと宙返りする技を見せつけました。大道芸OGの技術は衰えていないようです。スラックラインみたいにぴょんぴょん飛びそうな勢いでした。

今回駒さんの過去エピソードに決着がつきました。火事で燃え盛る家から救ってくれた美濃のお侍さんは、桔梗の家紋のお方でした。

……それ、明智家の家紋ですね。

ご丁寧に明智荘でもらったセンスにも桔梗の御紋がありました。光秀のおとんだったのね。

好きな人は、昔自分の命を救ってくれた人の息子で、その人も幼い子供を火事の家から救い出していましたし、これはもう運命です。結婚待ったなし。

困った時の明智頼み

道三ってば困るとすーぐ光秀呼ぶんだから……と、つっぱねることもできずに毎度毎度殿にお呼ばれする光安と光秀。

「尾張ことなど放っておけば良いのだ! そうは思わんか!」と光秀に愚痴をこぼす光安でしたが、「今川が三河を手に入れるのは防がねばならない。そうは思わんか!」と道三に凄まれて「いやーその通りっす」と見事な変わり身を見せました。

光安の発言を事前に聞いていた光秀の「こいつマジか……」みたいな顔芸がとても良いですね。しかも光秀にまで飛び火して「お前ちょっと尾張行ってこい」とまで言われる始末。

光秀の顔芸だと、信長と対面した際に、会いに行った理由を帰蝶さまがばらしちゃったときの顔芸も注目ポイントです。帰蝶さま、言っちゃうんすかそれ、みたいな。今回は巻き込まれまくってますね。

困った時の菊丸頼み

光秀ってば困るとすーぐ菊丸呼ぶんだから……ってこっちは割とノリノリで一緒に那古野城にきてくれましたね。前回、松平の忍者らしき描写があった菊丸と一緒に那古野城にいくことに。

「竹千代様は私たちのお殿様ですから」みたいな発言も、深みを増しています。以前、東庵先生が織田信秀のところで様子を探っていた際、光秀と一緒に城に潜入した菊丸は三河の話をしていましたが、あの時は農民の立場でその話をしているもんだと思っていました。

光秀は尾張に潜入した際、竹千代と会っていたのですが、今回「あれ? お主は……」みたいにバレるかとヒヤヒヤしていました。竹千代は信長に夢中で気付いていなかったから良かったですけど、バレてたらまたややこしいことになっていたかも。

鉄砲オタクの集い

帰蝶から情報を探ろうとした光秀のところに、まさかの信長本人がやってきました。

「彼は以前話した鉄砲に詳しい者です」なんてハードルの高い紹介のされ方をして、「じゃあこの鉄砲どこ製か当ててみて」なんてオタクがマウント取るかのように光秀を試し始めた信長。

それでいて光秀はちゃんと当てるからすごいです。この詳しさで興味を持ってくれたのか、「茶でも飲んでいけ」とおもてなしする信長。美濃の人にとって「お茶でもどうぞ」は「今から毒を盛りますので飲んでください」の意味なので警戒する光秀……なんてことはなく、普通にご挨拶しました。

信長と光秀が一緒にいるとそれだけでなんだかヒヤヒヤします。

能面みたいな顔

ニッコニコで話していた信長が、魚釣りの話題になった途端に感情を失っていくのが怖いですね。笑顔を作っていた顔の筋肉が自然と力を抜いて真顔になっていく過程を見ると、染谷さんすごいなと思います。

魚釣りをしているのは母上に褒めてもらいたかったから、と初対面の光秀に打ち明けるのも勇気あるなーと思います。「誰かに褒めてもらいたいんです」なんて承認欲求を前面に押し出すのって勇気要りますよね。

信長がSNSやってたらどうなってたんでしょうね。いいね欲しさで嘘松ツイートしちゃうんでしょうか。いやでもぶっ飛んだことやって、本当のことなのに嘘松扱いされて凹んでるかも。

前回、「父上に褒めてもらえると思ったのに……」と松平広忠を討ち取ってきた信長。母親に褒めてもらいたかったけど、母親は弟の信勝ばかり可愛がるので、誰かに認めてもらうことに飢えているようでした。そう考えるとかわいそうですね。

帰蝶様は信長と仲良くやっていそうな感じなので、信長のことを認めてくれる人がいて良かったです。

竹千代の決意

一番驚いたのが竹千代のメンタル。父親を討ち取られて、しかもその仇が目の前にいるのに「父は今川についた。だから仕方ない」と達観した様子で語ります。

光秀が尾張に潜入した際、「今川のところに行きたくない! 逃して!」と言っていたのに、「俺が討つべき敵の顔を見に行く(意訳)」とまで言い放ちました。もうこんなに成長して……。

ドラマ的にはついこないだですが、作中の時間だともう2, 3年経っているんでしたっけ? いつやられてもおかしくない状況ですから、達観しちゃうのかも。

竹千代を手に入れること=三河を手に入れること、の図式になっている状態で、気が許せる仲間がいないのはまさにひとりぼっちですね。

でも影から岡村さん……じゃなくて菊丸が忍者らしく見守っているので安心してください。

まとめ

駒さんの過去エピソードに決着がついて、光秀は信長に対面しました。ここからどう本能寺に繋がるのか楽しみです。

次回は光秀が京に向かう感じですかね? せっかく今回運命を感じたところですし、駒さんとも会えたらいいな。