麒麟がくる第六回感想「三好長慶襲撃計画」駒さん光秀のこと好きすぎ問題

麒麟がくる

とどでございます。

この光秀、毎回誰かと戦ってますね。今回は松永久秀の主君である三好長慶が狙われているとの情報を聞きつけ、三好長慶を守るために立ち回りました。

前回切り結んだ細川藤孝や、松永久秀と腹の探り合いをしている三淵藤英も共闘する熱い展開になりました。

傷を負った光秀を救ったのは、望月東庵先生と助手の駒さん。駒さんは光秀に会えたことが嬉しいからか、めっちゃテンション上がっている感じでした。「3日でも、4日でも、いつまでもお側にいます」と聞きようによってはプロボーズのようなセリフまで飛び出しました。

光秀の戦闘パートは切羽詰まった雰囲気、駒さんパートは緩やかな雰囲気になるので、緩急ついているような感じですね。最後の駒さんの歌では光秀と一緒に寝そうになったのは内緒です。

情報を流してくれる伊平次

種子島を分解できる鍛冶屋の伊平次は、茶屋で聞いた三好長慶襲撃計画を光秀に教えてくれました。

光秀はこの情報を持って三淵さんのところまで駆けつけたのですが、三淵さんが探していた伊平次と一緒にいるのはなんともシュールでした。伊平次もそのまま去ってしまうし、三淵さんにとっては鉄砲の案件で追い求めていた人ですから、気が気じゃないでしょうね。

世間話をしながらぽんぽん鉄砲を分解していく手際の良さも見事。

能のシーン

三淵さんちで催された能。あれ、噂によると『敦盛』らしいですね。『敦盛』といえば信長が本能寺で最期に舞ったアレです。

こんなところでも本能寺ネタを突っ込んでくるなんて。

放送が終わった後にリアルタイム検索で『#麒麟がくる』を眺めていると、こういうネタにいち早く気付くプロが多くてびっくりします。

このシーンはこれから起きる三好長慶襲撃という嵐の前の静けさを感じるシーンです。静と動が入り混じっていますね。

光秀の熱い演説シーン

武家の頭領である将軍が一言お命じにならねば平かにはなりませぬ!

と熱く語るシーン。まさか将軍本人が聞いているとは思わず、思いの丈を三淵さんにぶつけました。

腹黒な武将たちが多い中、光秀の真っ直ぐな感じは新鮮です。将軍も「あの者の後を追え」なんてサポートしてくれましたし、みんなの心を動かしました。

細川藤孝が装備を持って追いかけてくるシーンも熱かったです。光秀は装備を整えないまま乗り込もうとしていたってのも若さが光るシーンです。

あくびからの戦闘開始

ゆるふわな雰囲気が漂う連歌の会。三好長慶も参加してのほほんとしていました。松永久秀に至ってはあくびまでしていました。

が、敵が乗り込んできたことに気付いたら一変、いきなり戦闘モードになりました。この切り替えの速さが戦国時代の武士っぽいですね。

今のところ毎回の放送で戦っている麒麟がくる、今回は細川晴元の手のものと戦いました。乱戦でしたが、アレって敵味方の区別ついてるんですかね? 服装で見分けがつくのでしょうか。

個人的に良かったのが、藤孝を助けにいった光秀のジャンプ斬り。藤孝の振り返り斬りも合わさって、クロノトリガーでクロノとカエルでエックス斬りしていたのを思い出しました。

地面に散らばる花弁の上で、全員で背中を合わせながら敵と向かい合うシーンも良かったです。援軍として三渕さんが駆けつけてくるシーンはテンション上がりました。

駒さん光秀のこと好きすぎ問題

チャンバラのあとは駒さんの癒しシーン。

前回京に帰ってきて、光秀の後ろ姿を見かけた時には「(勘違いしてしまうなんて)つまらない」と自分に言い聞かせるようにしていましたが、まさか本当に京に来ていて、しかもまた会うとは。

とはいえ、怪我している状況ですから喜んでばかりもいられない再会でした。

2日間ずっとつきっきりで面倒を見ていた後に「3日でも、4日でも、いつまでもお側にいます」なんて言っちゃう駒さんは乙女です。光秀は意識が朦朧としているからかあまり気に留めていないようでしたが、普段でも鈍いから言葉の意味には気付かないかも。

藤孝がやってきて、「このまま京にいてくれないか」との提案があった時にも、駒さんは嬉しそうでした。光秀が「美濃に帰る」と告げると目に見えてテンション下がってるのもグッド。

なんやかんやあって光秀が美濃に帰る時にも、「先生がついていけと言った」なんて美濃までお供しようとしますからね。駒さん積極的。そんな積極的な駒さんも、「一緒の毛布で寝よう」と攻められると弱いみたい。

お寺で寝るシーンは駒さんの歌が響いていて、こっちまで光秀と一緒に眠くなるような感じでした。薪の火が消えるかのように放送が終わっていったのも詩的だったと思います。

言葉だけでなくシーンの映像で語るのも麒麟がくるの特徴ですね。

合戦シーンはダイジェスト

今回合戦シーンもありましたが、割とダイジェストな感じでした。大勢で馬に乗って駆けているシーンもありましたが、あっさり結果が告げられて終わりましたもんね。

もしかしたら駒さんが歌っているシーンの方が長かったかもしれません。

まとめ

今回は武士の在り方に焦点が当たり、武士らしく刀で戦うシーンもありました。

次回はやっと信長が出てくる感じですかね。光秀にとっては縁のある相手ですから、どのように描かれるのか楽しみです。