西郷どん第26話「西郷、京へ」ヒー様疑心暗鬼で病んじゃったよオイ
とどでございます。
これまで知らなかったんですけど、西郷どんって全50回じゃなくて全47回らしいですね。NHKの働き方改革とかで。
必要あるんかないんかよく分からない特別編を挟んで、西郷さんは再び京へと上りました。
今回は新章突入だけあって、オープニングも変わりましたし、新キャラも出てきました。西郷さんと関わるのはもう少し先のようですが、顔見せは大事ですね。
それにしても、大河で遠藤憲一さんを見ると、上杉景勝を思い出します。黒木華さんは幸村の初恋の人でしたし、まだ真田丸のイメージを引きずっちゃってる自分がいます。
前回のあらすじ
沖永良部島で西郷さんが会ったのは、ナポレオンに憧れる薩摩藩士の雪蓬さんでした。西郷さんは嵐に倒れたものの、雪蓬さんが口移しで水を飲ませてくれたことでなんとか一命を取り止めました。
島の役人である土持どんは処罰覚悟で西郷さんを介抱し、家の一部を座敷牢として改造してそこに西郷さんを住まわせることに。
奄美大島の代官とは違って、沖永良部島の代官は話の分かる人だったので、西郷さんの待遇改善には目を瞑ってくれました。
その頃、江戸から薩摩に帰ろうとする久光の大名行列にイギリスの人が突っ込んで切り捨て御免される生麦事件が発生。
その賠償を求めてイギリスが船を率いてやってきました。
イギリスが攻めてくるぞ! と聞いた西郷さんと雪蓬さんは、島の人々と協力して丸太を大砲に見せかけて、イギリスの船が寄ってこないようにしました。
その作業中、雪蓬さんがナポレオンの革命の話をしてくれたため、西郷さんは革命を成すことを決意。
薩摩に帰る許しをもらったことで、雪蓬さんに見送られながら沖永良部島を去りました。
今回はこんな話
今回のハイライトはこちら。
- 朝廷の人たちと幕府の人たちで話し合う参預会議が開かれるものの、一橋公の考えがコロコロ変わって険悪ムード
- 一蔵、京で畳回しの宴会芸をマスター
- ヒー様、おふきさんを側室にしてた
- ヒー様に会いたい西郷さんは屋敷を訪れるものの、門前払い。屋敷の前には怪しい人たちが……。
- おふきさんを通じて、また飲み屋で再会できた西郷さんとヒー様
- 久光との話し合いをしてくれると約束したのに、その久光は薩摩に帰っちゃった
- その頃、一橋慶喜を狙った暗殺が。家臣の平岡が身代わりに。
- 命を狙われてると知ったヒー様の目からハイライトが消えました。
今回も気になる所を中心に。
お飾りの藩主
島津久光の子供である島津茂久(もちひさ)。
藩主でありながら、実権は国父を名乗る久光にありました。
茂久は自分が名前だけの藩主であることを認めていつつも、「家臣の声を聞くことができる」と自分に出来ることを実行していました。
実権は父親にある、というあたりが久光と似ていますね。しかも父親のことが別に嫌いじゃないあたりも。違うのは人の話をちゃんと聞くあたりでしょうか。
久光は隠居したはずの父・斉興に頭を押さえつけされてましたもの。それと同じことをしていることに何か思ったりはしないのかな。
ヒー様曰く、「あいつは日本のことを考えている口ぶりで、その実自分のことしか考えていない」とのことだったので、国父として舞い上がってるのかも。
もっちーがんば。
俺はもう帰る! >ヽ(`Д´#)ノ
朝廷と幕府で話し合って物事を決めていこうね、なんて考え方で開かれた参預会議。
そこには薩摩藩の久光や、将軍後見職の一橋慶喜がいました。
が、この2人、とにかく馬が合わないんです。
一橋公はなまじ斉彬様と知り合いだからか、その真似をしようとする久光が嫌なのでしょうかね。何かにつけて反対しているようです。
参預会議でもべろんべろんになりながら文句言ってました。もうやりたい放題。
あまりにヒー様が喧嘩腰だからか、さしもの久光様もブチギレ。
俺もう帰る! ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
と涙目で帰ってしまいました。
もっちーは大人なのに……久光様もうちょい頑張って。
ヒー様との再会
ヒー様、考えをコロコロ変えているからか、いろんな勢力に目を付けられているみたい。
久光とヒー様で再び話が出来るようにパイプ役となった西郷さんでも門前払いされちゃいました。
ヒー様のお屋敷は何だか色々と怪しい男たちに囲まれていてサツバツとしています。
「もう忘れられちゃったのかも」なんて呑気にしている西郷さんでしたが、なんと一橋慶喜公の側室となったおふきが訪ねてきました。
彼女が渡してくれた封筒には「牛男」の文字が。忘れた訳じゃなくて、表立ってお話しできない立場なのね。
京にいろんな輩がいるせいか、誰が味方なのかも分からないヒー様は、「井伊直弼が正しかったんじゃね?」なんて道を見失ってました。
そこに「だとしたら多くの人が苦しめられることはなかった。幕府だとか、朝廷のために動くんじゃなくて、まずは民を見るべき」と諭す西郷さん。
その姿に、「斉彬殿に似てきたな」と何だか優しい目をするヒー様でした。こんなの西郷さんにとっては最高の褒め言葉ですね。
大河のBGMでエレキギター
いいねぇ。痺れるねぇ。攻めてるね。
ヒー様と西郷さんが再び手を取り合うシーンでは盛り上がるBGMが。おおっエレキギター。
大河初心者なので見始めたのは割と最近なのですが、BGMで現代のロックっぽい表現ってあまりしないイメージだったのでテンション上がりました。
今まで気にしてなかっただけかもだけど。
BGMでいえば放送後のおまけでもメインテーマが歌付きバージョンになってました。西郷どんのメインテーマはかなり好きなので、いろんなアレンジが聞けて嬉しかです。
こういうメインテーマをアレンジする感じ、めっちゃ好きです。
ゲームとかでも結構ありますよね。分かりやすいのだとペルソナ3のラスボス戦がベルベットルームのアレンジになっていたり。
でも上手くいかず……
せっかく一橋公との話し合いをセットできそうだったのに、肝心の久光様は「薩摩へ帰る」と言って聞きません。
一蔵が「西郷のがんばりが無駄になる」と言えば、「はいはい、お疲れちゃーん」くらいの軽いノリで労いの言葉をかける久光様。
部下をキレさせて懲戒免職にするための口実を作るクソ上司みたいですね。
でも流石に沖永良部島にいた西郷さんは大人になったようで、「ありがたき幸せ」と答えます。あんた……大人だよ。
これに気を良くした久光様は、西郷さんに軍賦役兼諸藩応接係(ぐんぷやくけんしょはんおうせつかかり)の役目を申し付けました。
軍の司令官と、他の藩との交渉を任せるよ、だなんて押し付けて薩摩に帰って行きました。この辺の行動が「自分のことしか考えていない」と言われる所以でしょうか。
ヒー様疑心暗鬼
ヒー様の屋敷前で籠が襲われる事件が発生。
犠牲になったのはヒー様の側近である平岡さん。忠誠心高めのいい家臣でしたが、主君の身代わりとなってしまいました。
「これは俺を狙ったものだ……やりやがったな」と疑心暗鬼になるヒー様。あれだけ方針変えまくって喧嘩も売りまくってたら命を狙ってくる輩も現れます。
そんなヒー様は不気味な笑顔で西郷さんと面会。漫画だったら確実にハイライト消えてました。
「熱い心と心で協力しようじゃないか」なんて今までのヒー様らしくないセリフで西郷さんに助力を願い出ました。
張り付いた笑顔が怖いっす。極限状態じゃ西郷さんも信じられなくなっちゃうのかも。
まとめ
せっかくヒー様と会えたけど、暗殺されかけたせいで何だか病んでる感じのヒー様になっちゃいました。
来週は長州藩vs薩摩・会津の禁門の変。西郷さんにとっては初陣です。
予告だと長州藩に長州力が。ネタぶっこんでんなぁ……。
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