おんな城主直虎は少女漫画的に戦国時代を描いた印象の作品
とどでございます。
真田丸ロスから3週間、2017年の大河ドラマが始まりました。
完全なる地元びいきで見始めた真田丸と違い、井伊家の話は浜名湖、彦根城と(私にとって)あまり縁のない地方の話であるため、まっさらな気持ちで見始めました。
井伊直虎は知らなかったものの、その親戚の井伊直政は徳川四天王として名を馳せていましたね。井伊の赤備えといえば武勇の証。火事のさなかに緑の非常口が際立つのと同じように、緑の平原の合間に赤色の武者がいれば、それはもう目立ちますからね。
「私はここにいるぞ! かかってこい!」という猛者の証でもあるのです。
なぜ赤備えに注目するかと言えば、我らが真田のシンボルでもあるためです。……真田丸引きずりすぎだなぁ。井伊も真田も、武田の潮流を継ぐ家ですから、親和性はあるはずです。多分。
音楽は菅野よう子さん
信長の野望でBGMを担当されていた菅野よう子さんが音楽を担当しています。
月光蝶なモビルスーツとか1万年と2000年前から愛されてそうなロボットがちらつきそうですね。この人はほんとに作風が幅広いです。
オープニングのテーマは芽吹き
早送りで草木の芽吹きが映し出されます。こういう早回しの映像、結構好きなんです。
咲いて、枯れて、また咲いて。生命のサイクルがテーマになっているんですかね。申し訳ないことに井伊家のことは詳しくないので、この後の隆盛については知らないのですが、今後の井伊家の未来を暗示しているような印象を受けました。新しい芽は直政でしょうか。
最期の芽が出てくるシーンは世界樹の迷宮で良く見ましたね。そう、ゲームオーバー画面で。FOEに為す術もなくやられたときのことを思い出して変な汗が出てきました。
語りが昔話っぽい
ナレーションがいいですね。有働アナの無慈悲なナレ倒幕とはまた違った味があります。
むかしむかし、な感じが牧歌的な雰囲気を持っていて良かったです。
にゃんこおとなしい
びっくりしたのが和尚の抱く猫がおとなしいこと。シーンの焦点に合わせて、ちゃんと注目される方向とか喋っている人を見ていたのが印象的でした。
また登場シーンも、好奇心猫をもなんとやら、な雰囲気になっていたのが良かったです。
信濃とは違った風景
井伊谷の風景は、真田丸で映し出された信濃の風景とはまた違った田舎でしたね。どちらも山に囲まれているのは似ていますが、井伊谷はその名の通り谷があり、棚田が見られました。
また、井伊直盛の屋敷も、庭の作りが京らしき流れを汲んでいるように見えました。結構みやび。
昇太氏、多分一言も話さない説
笑点の司会を務める春風亭昇太さん。彼の役どころは今川義元でした。公家感がばりばり出てましたね。麻呂ですよ麻呂。
第1話では一言も喋っていませんでした。扇子で指示を出すだけ。もしかしたら、喋らないまま桶狭間を迎えるのかもしれません。
喋ったらなぞかけとかしちゃいますからね。噺家を喋らせないというのも演出としては面白いかも。
子役のポテンシャルが高い
馬乗ってましたよ、おとわ。子役の3人とも将来性がありそうで、期待できますね。
ちなみに真田丸では、大泉洋さんが馬に乗って戦場を駆けるシーンに備えて乗馬の練習をしたそうですが、その後馬に乗るシーンはなかったとか。無念。
鶴、亀、永遠
なんとも縁起の良さそうな名前の3人組です。鶴丸、亀之丞、おとわ。
直虎の幼名は不明だそうで、他の二人に合わせて名付けたような印象を受けました。鶴は千年、亀は万年、とわを漢字にするなら永遠でしょうか。
直虎に関する史実の資料が十分にないからこそ、脚本家の腕が光る部分でもあるので、いろいろと突き抜けた脚本になることを期待したいです。
第一話にして三角関係
なんで少女漫画っぽいかって、三角関係を前面に押し出しているからです。
あからさまに鶴丸が不憫。この後きっと大人になるまでおとわと一緒にいるんですよね。ちはやふるの太一ポジションではありませんか。
大人になって再開した新ポジションの亀之丞に、おとわを持っていかれちゃう未来が見えます。そりゃやさぐれたくもなりますよ。裏切りまでいくとやり過ぎ感があるけれど。
女性を巡っての裏切りと言えば、FF4のカインを思い出しますね。おれはしょうきにもどった!
身分の違うお姫様への恋心。そんな鶴丸を全力で応援してあげたい。
まとめ
私の中ではまだ真田丸を引きずっていますが、2017年の大河も応援したいところ。これからどうなるか楽しみにしたいですね。
おまけ
サブタイトルの元ネタ集作りました。
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